料理屋は良く総合芸術の場だといわれます。
それは日本の伝統的建築に始まり工芸、芸能、絵画、茶道に華道、
厳選された食材や極め抜いた調理技術、接客など全てを含めた調和の上に成り立っているからです。
このページでは料亭 山口楼を構成するいくつもの宝物をご紹介いたします。
さて久しぶりの投稿になってしまいましたが
最近では色々な方々と試験的にコラボレーションさせて頂いております。
新しい食材の発見や調理方法、視点を探していくのは料理屋として
当然の事です。
実は年末から茨城県の漁港の方々と常磐沖で水揚げされる伊勢えびについて
新たな提案ができないか宿題を頂いております。
去年くらいから常磐沖で質の良い伊勢えびが多く水揚げされ始めました。
そこで漁港さんに出向き茨城県内と東京都内での伊勢えび活用を模索し始めています。
大洗山口楼では当然、鉄板焼で水戸山口楼本店では
伊勢えび御飯に使用したりしています。
また伊勢えびを水揚げするのは鮑の過剰な捕食を防ぐなど水産資源の保護の
取り組みにも繋がります。
その他にも茨城県内の幸田商店の鬼澤社長や根本漬物の根本社長
白菊酒造の廣瀬社長、金砂郷食品の永田社長と御縁を頂き皆様の食材を
山口楼流にアレンジした料理をご試食頂きました。
その一例ですが幸田商店さんのシルクスイート干いもを使った
干いも最中、チョコレート包みや
根本漬物さんの紫錦梅を活用した紫錦梅ようかん。
金砂郷食品さんのしとぎ納豆を使い名物の納豆レタスも
ご用意してみました。
この様にこれからも食材豊富な茨城県の生産者の皆様と共に
山口楼も歩んで行けるように努めて参ります。