料理屋は良く総合芸術の場だといわれます。
それは日本の伝統的建築に始まり工芸、芸能、絵画、茶道に華道、
厳選された食材や極め抜いた調理技術、接客など全てを含めた調和の上に成り立っているからです。
このページでは料亭 山口楼を構成するいくつもの宝物をご紹介いたします。
この度、茨城県様からのご要望で茨城県の食材のアピールのお手伝いの為に
麻布台にある東京アメリカンクラブ様とコラボレーションディナーを開催しました。
開催にあたり茨城県職員の方々の熱意
95年の歴史を誇る東京アメリカンクラブスタッフの皆様の寛容な気遣い
真剣なアプローチに感銘を受け水戸の本店をその日は夜のみお休みを
頂き調理長と参加して参りました。
基本的には東京アメリカンクラブトップシェフのリンジー グレイシェフが
メニューを創り、当店がスープの献立を担当。
「たった一椀の常陸牛しゃぶしゃぶ沢煮仕立て」
として常陸牛はもちろん、お野菜も全て茨城県産の物を使用しました。
グレイシェフはその他コースを全て創り上げまさに上質な調和を奏でていました。
茨城の銘豚、常陸の輝きを使った逸品。
また、その制作風景は
まさにコラボレーションいうべき初めてとは思えない
規律のとれた美しい風景には感動すら覚えました。
また、茨城の銘酒として須藤本家様のお酒をペアリングして頂き
お客様は須藤社長の解説とそのお酒の味に満足されていました。
常に己を疑い新しい挑戦に前向きに取り組んでいるつもりではありますが
この様な機会を与えて下さいました、
茨城県、生産農家の方々、東京アメリカンクラブのスタッフの皆様、
コーディネーターを務めて頂いた大山様、新たな刺激を与えて頂いたグレイシェフ、
全ての皆様に感謝を申し上げ更に皆様のお役に立てる様に世界のお客様が驚くような
本物の日本料理を提供できるように進んで行きたいと思っております。
山口楼 五代目 山口晃平