料理屋は良く総合芸術の場だといわれます。
それは日本の伝統的建築に始まり工芸、芸能、絵画、茶道に華道、
厳選された食材や極め抜いた調理技術、接客など全てを含めた調和の上に成り立っているからです。
このページでは料亭 山口楼を構成するいくつもの宝物をご紹介いたします。
夏が終わりを告げゆっくりと秋の装いを纏い始めた おととい
笠間の高沢さん家に今年も「くり」を採りに行きました。
山口楼では笠間市で代々続く栗農家の高沢さん家に毎年、店で
使う栗をお願いしております。
今までは90歳になるおじいちゃんにお願いをしていましたが
今年は代替わりをした初めての年です。
高沢さんちの栗は1年1年、手塩にかけて恵まれた土地と
人びとの努力で大きくほっこりと優しく育ちます。
皮をむいて灰汁をとって
何がなんだか見えません。
そして出来上がる至極の渋皮煮や栗ごはん
その他にも色々な料理に登場し秋を彩ります。
今年は農家の皆様は日照不足や台風でたくさんのご苦労をされました。
少しでもそのご苦労に報えるように皆様に美味しくお届けする。
身が引き締まる思いです、、、