料理屋は良く総合芸術の場だといわれます。
それは日本の伝統的建築に始まり工芸、芸能、絵画、茶道に華道、
厳選された食材や極め抜いた調理技術、接客など全てを含めた調和の上に成り立っているからです。
このページでは料亭 山口楼を構成するいくつもの宝物をご紹介いたします。
目に青葉、山ほととぎす、、、、とくれば鰹ですね。
今頃のかつおの脂は「戻り」の時とはちょっと違い
くどさを感じない濃厚でいながら粋さも醸し出します。
この日のかつおは御宿で揚がった4キロまわり
下すと美しい赤に輝きます。
山口楼では卸生姜はもちろんですが
この時期のかつおは醤油に和芥子をお薦めしております。
これは奇をてらったものではなく江戸時代では
普通に使われていた薬味です。
私見ですがこれが私は大好物。
ちょっと和芥子をのせて醤油につけてエイヤッと、、、
いやはや初夏の愉しみです、、、、、、