さて、この度は山口楼のあんこう鍋につきましてご案内申し上げます。
茨城県のあんこう鍋は元来、漁師の方々がお食事時のお味噌汁の感覚で
船上で僅かな水や、大根の水分のみで作られていたものでした。
そこで当店の三代目・喜八郎が鍋料理としての「あんこう鍋」を初めて水戸で創り上げました。
本店では鮟鱇そのものの素材を鋭く際立たせるために、
甘みのでるお野菜は使用せず、鰹、昆布出汁に鮟鱇の骨出汁を加え、七つ道具の真の姿をお愉しみ頂ける物に仕上げております。
また、肝仕立て漁師風では味噌を一切使わず、先程の出汁に肝のみをすり流し
コックリと仕立てた本物で肝仕立てでございます。
そして大洗店では、これらを海沿いの店らしく、白菜などのひたち野の新鮮なお野菜を加え
洗礼されながらも「野性味溢れるあんこう鍋」に仕立てております。
是非この機会に、2つの本物に出会ってみてはいかがでしょうか?
山口楼
五代目店主 山口晃平
山口楼の鮟鱇(あんこう)料理は、始祖以来の伝統を大切に受け継ぎ、新鮮な重さ15kg以上の鮟鱇だけを使用。
本当の鮟鱇の旨みを引き出すよう、心をこめた調理法に従って、調整いたしております。
また肝をふんだんに使った濃厚な肝仕立て漁師風は26,565円(税サ込)のコースより承ります。